巷では小泉進次郎農相が進める備蓄米「5キロ2000円台」策で米価格の高騰に歯止めがかかるかが話題だが、一方、昨年から今年にかけては外国産米の輸入が“激増”している。日本経済新聞によると、2025年度の外国産米民間輸入量は4万トンを超え、2024年度の「20倍前後」に達する見通しだという(4月25日付朝刊)。国産米の価格が高止まりするなか、今後は割安な輸入米が普及するのか。フリーライターの清水典之氏が、牛丼や回転寿司など、米を使ったメニューのある大手外食チェーン17社に、今年5月下旬時点での外国産米の使用状況を聞いた。
回転寿司、ファミレス、中華チェーンが使用する米は?
スーパーやドラッグストア、ディスカウントストアの店頭に外国産米や、国産米とのブレンド商品が目立つようになった。それらを実際に購入はしていなくても、外食時に外国産米を食べているケースは十分に考えられる。そこで、外食チェーン17社・27ブランドに外国産米の使用状況を聞いてみた(2025年5月16日〜5月21日まででアンケート調査を実施。回答があったのは、15社・25ブランド。別掲の表参照)。